はい、今回は2カウント奥義として便利な凶星と月虹のどちらを選ぶべきか私なりに考察してみました。
あくまでも私なりの考え方なので参考程度にどうぞ。
初めに
念のため凶星と月虹の効果を確認しておきましょう。
自身のステータスにのみ依存する竜裂や緋炎などと違い、相手のステータスにも影響されるため単純な比較は難しいですね。
なのでこれから私なりに考察してみるわけです。
なお、記事が煩雑になるのを防ぐため、この記事内では以下の用語を用います。
【攻撃】:奥義発動側の相性補正*1・特攻補正*2を含んだ戦闘中の攻撃の値
【守備】:奥義を受ける側の戦闘中の守備or魔防の値
【単発ダメージ】:凶星=月虹となるときに奥義が発動した攻撃1回で与えられるダメージの値
【追撃ダメージ】:凶星=月虹となるときに奥義が発動した攻撃+追撃で与えられるダメージの値
奥義ダメージが大きくなるほうを選ぶ
凶星と月虹はどちらがダメージが出るか
凶星と月虹のどちらがよりダメージを与えられるのかは単純に計算できます。
【攻撃】が【守備】×1.6 より大きければ凶星のほうがダメージが出る。
=【守備】が【攻撃】×0.625 より低ければ凶星のほうがダメージが出る。
【守備】は相手次第なので確定はできませんが、【攻撃】×0.625を計算してみて(ざっくり×0.6でも十分だと思います)それを超える【守備】の相手と戦いそうかを考えてみるのがいいと思います。
例えばブレード効果などで【攻撃】が80のキャラの場合、【守備】が50以下なら凶星のほうがダメージが出ることになります。
かなり耐久を意識した構成でなければ【守備】50以上にはならないとは思いますので、この場合は凶星のほうがダメージが出る場面が多いでしょう。
一方で【攻撃】が40の場合、【守備】が25以下なら凶星のほうがダメージが出ることになります。
【守備】25は無凸基準値の平均くらいでスキル込みなら超えてくる相手が多いと思いますので、月虹のほうがダメージを出しやすいと思われます。
上の考え方での注意点
単純にダメージ量が高いほうを選ぶ場合、戦闘の結果は何も考慮していない点に注意です。
要するに、凶星でも月虹でも結果は変わらないという場面も含んでいるということです。
例えば【攻撃】80の場合、【単発ダメージ】は45、【追撃ダメージ】は75となります。
凶星のほうが有利な場面ではそれ以上のダメージを与えられるはずなので、特に追撃できるようなキャラの場合は月虹でも明らかにオーバーキルです。
となれば凶星でも月虹でも敵を撃破できる【守備】50以下の場面は無視して、(めったに遭遇しないとしても)敵を撃破し損ねうる【守備】50以上に有利な月虹のほうが戦闘結果への寄与は大きいと考えられます。
一方で【攻撃】40の場合、【追撃ダメージ】は37となります。
月虹のほうが有効な場面ではこれより与えられるダメージが低いので、ほかのキャラで削るなどしなければ撃破は困難でしょう。
となれば、より【守備】が低い場面で有利な凶星のほうが敵を撃破できる可能性は高いと考えられます。
このように、【攻撃】が高い場合は凶星でも月虹でも敵を撃破できる場面を、【攻撃】が低い場合は凶星でも月虹でも敵を撃破できない場面を排除したほうがいいのではと思い、実際に相手に与えられるダメージから奥義を考えてみます。
より撃破できる敵が多くなるように奥義を選ぶ
奥義込みで敵に与えられるダメージはいくらか
こちらも先に計算式を出しておきましょう。
【単発ダメージ】=【攻撃】×0.5625
【追撃ダメージ】=【攻撃】×0.9375
小数点以下まで記載しましたが、ざっくり0.6倍と0.9倍でも使えるとは思います。
これが凶星=月虹の場合での敵に与えられるダメージ、つまり撃破できる敵のHPです。
上のダメージを計算してみて、十分に感じた場合はそれより与ダメージが低くなる場面で有利な月虹を選ぶことで、凶星ではぎりぎり撃破できない敵を月虹で撃破できるという効果が期待できます。
逆に足りないと感じた場合、より与ダメージが高くなる場面で有利な凶星を採用すれば、月虹ではぎりぎり撃破できない敵を凶星で撃破できる場面が出てくるでしょう。
具体的な場面での考察
いくつか具体的な考察をしてみます。(いつも通り飛空城での想定)
計算ミスをしているかもしれませんがご容赦を…
私が飛空城攻城で使っているニノです。
エースアタッカーとして奥義込みなら不利相手でも撃破してほしいところ。
攻速6バフ+攻撃封印で赤キャラを相手にする場合、【攻撃】は6277なので【追撃ダメージ】は5872です。※計算ミスしていました…
58ダメージはオーバーキル気味なので私は月虹を採用しています。
凶星=月虹となる【守備】は3948なので凶星のほうが有利な場面が多そうですが、その場面はオーバーキルなので無視するわけですね。
続いて2カウント奥義と相性のよさそうな螺旋クロニエについて考えてみます。
(私は使っていないのですが)
10凸+花5+召喚師との絆+攻撃6バフ武器効果込みで【攻撃】は64です。
なので【単発ダメージ】は36となります。
ダメージ36が十分と感じるかどうかは人によるでしょうか。
雷塔や比翼ヘクトルでがっつり削るのであれば十分に思えますが、回復塔の回復量は最大40なので事前に破壊できていないと36では足りません。
回復塔を破壊できるor置いていない防衛を想定して高守備相手でも押し切れる月虹を採用するか、回復塔を残していてもor死の吐息だけの削りでもワンパンできるように凶星を採用するかといった感じでしょうか。
この時の【守備】は40なので、事前にクロニエで暗器7効果を撒けるのであれば凶星が有利な場面が多そうに感じます。
まぁ、私は普段使っていないのでわかりませんが、愛用している人ならもっと詳しい使用感が分かっているでしょうね。
最後に
与ダメージで奥義を考えるのは3カウント奥義でも使える考え方だと思います。
計算式は省きますが、月光と緋炎などとのダメージが同じになるときの与ダメージを計算し、十分かどうか考えるわけです。
あくまでも1戦闘で敵を撃破することに重点を置いた考え方なので、とにかく敵をできるだけ削りたい場合などは違った考え方があるでしょう。
また、【追撃ダメージ】でも物足りない場合はよりカウントの大きい奥義の採用も選択肢に入れるべきですね。
とはいえ毎戦闘で発動を狙えるのが2カウント奥義の長所だと思っているので、それなりに使える考え方ではないかと。
何かの参考になれば幸いです。